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方言玉手箱 その28 ~かっちゃく~1


今回の方言は「かっちゃく」

母親が子どもに
「○○ちゃん 膝(ひざ)のかさびたかっちゃいで剥がしたらダメでしょう! いつまでも治らないよ!」
と こんな具合だ

子どものころは外で走ったり 遊んでいるときによく転んだもの
転んだら膝部分の皮が擦り剝けて 血だらけになったもんだ

特に当時の道路は 今のようにアスファルト舗装でなく 
石ころの凸凹道だから 傷は深くなる
傷口には小さな石や砂などが刺さっていたりして取り除くのに苦労する
何度も経験した

転ぶ時 肘(ひじ)で体を防御するので 肘もよく怪我をしていた

擦り傷1(1)

傷口をオキシフルで消毒すると その部分からシュワ~っと泡が出て まず一安心
そのうち 傷口にはかさびた(これも方言か?全国的には「かさぶた」と言うらしい)が張ってくる

傷口は治りかけに痒くなるのでついつい かっちゃいでしまう
そしてこのかさびたをすっかり治らないうちに剥がすのが
これまた快感なのだ!! 

子どもなら みんな大好きだ
いや ボクは未だにやっている

かさびたの端(はじ)っこから 少しづつ ゆっくり剥がすのがコツ
チョッと失敗すると また血が出てくる 血が出たら なめってごまかす

うまく剥がせたらもう治ったも同然
自然にかさびたが 剥がれてくるのが待ちきれない
剥がすのが早すぎると 治りかけた傷口はまた最初からやり直しだ

「かっちゃく」とは北海道の方言で
引っ掻(か)くの意味だ
なるほど「引っ掻き傷」か

一番わかりやすい表現は「猫にかっちゃかれた」でしょう

中には奥さんに顔をかっちゃかれた旦那もいるもかもな~
鋭い爪を持っていたら ライオンやヒョウにかちゃかれるのと同じだヨ 

傷が深かったら 心の傷は更に深い
そんな顔で職場へ行ったら大変だ 
しかも傷が頬(ほほ)から顎(あご)にかけてだったら 反社会的人物もビックリだ

北海道では春に山菜採りに行ってヒグマにかっちゃかれて大けがをする人がいる


下の写真はカニの身をほぐす「かっちゃき」と呼ばれる道具
文字通りかっちゃいで身を取り出すものだ

かっちゃき1(1)
(これでかっちゃかれたらホント痛そうだナ)


おまけ

この地域で奥さんのことを浜弁で「かっちゃ」ともいう

「ウチのかっちゃを怒らしたらおっかねーぞ」
かっちゃかっちゃかれね~ようにしなくっちゃならね~んだよ」と言っていた漁師を思い出した

かっちゃく1(1)
(これは かっちゃが豹変したから ヒョウの爪だ)

ヤー最後のところは 読みにくかったな~


プロフィール

KEARASHI

Author:KEARASHI
2013年10月リタイアをきっかけに、木彫・木工クラフト工房を開設しました。
木に新しい命を吹き込むという思いを込め、「萌樹工房」(もえぎこうぼう)と名付けています。
ブログでは、工房の様子や他の趣味等を載せていきます。

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