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思い出した言葉

先日 小樽へ行った折に「小樽市鰊御殿」を訪れた

この鰊御殿は北海道の有形文化財に指定され 郊外の祝津(しゅくず)という地区の小高い場所に建てられている

小樽市にもともとあった鰊御殿は札幌の「北海道開拓の村」に旧青山家漁家住宅として移築されており 小樽の鰊御殿は積丹の泊村にあった鰊漁場建築物を解体しこの地に移築し その後小樽市に寄贈されたもの

小樽市鰊御殿1-1

北海道日本海沿岸松前町から稚内市沿岸までのルートは「鰊街道」と命名され 各地に鰊御殿が保存されているので珍しくはないが 小樽市の「鰊御殿は建物としては大規模で かつ明治時代の原型をとどめ 華やかな往時を偲ぶ貴重な建築物

玄関を入ると受付と資料展示室(旧漁夫溜と船頭間)
そして写真下は大広間(旧帳場 茶の間 家族部屋 酒部屋)

小樽市鰊御殿2-1
 
当時の使用していたものが展示

小樽市鰊御殿3-1

これが今回の注目品
「万棒」という道具

小樽市鰊御殿4

1枚取り出してみると
30cmほどの細長い板に「貮百枚ノ内」と書かれている

全部で二百枚あるのだろう
説明書きに「ニシン漁場で梱包された加工製品を出荷する時 運んだ数を知るために使われた木札」と書かれていた

なるほど なるほど
「マンボ札」だ

小樽市鰊御殿5

若かりし頃 イベントなどの事前打ち合わせで 「今回のマンボとりは○○君」などと役割分担を決めていた 
職場では若い者 新参者がこの「マンボとり」役がよく当たっていた

イベントでの集客数 あるいは観客数を数え 確認する役だ
数を数えることを「マンボをとる」と言っていた

今ではほとんど死語になっているので忘れていたが
この「万棒」を見て そういえば・・・と思い出した

現代でも土木用語として「マンボをとる」とは
ダンプトラックなどの運搬延べ台数を把握する(数え・記帳する)ことの意味として使われているらしい

当時は 北海道の海産物(身欠きニシン・ニシン粕・棒タラ・昆布等々)が北前船で京都・大阪方面などへ運ばれていたので「万棒」が活躍していたのだろう

遥か昔からの 漁場での知恵を 
土建屋さんもこれを真似たのかも


この日は霧雨で どんより
小樽の街もかすんでいた

天狗山からの小樽市街

天狗山からの景色 7月9日でした


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プロフィール

KEARASHI

Author:KEARASHI
2013年10月リタイアをきっかけに、木彫・木工クラフト工房を開設しました。
木に新しい命を吹き込むという思いを込め、「萌樹工房」(もえぎこうぼう)と名付けています。
ブログでは、工房の様子や他の趣味等を載せていきます。

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