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北海道の地名~その7~

北海道アイヌ語由来の地名 第7弾

これまで 動物「牛」「馬」「熊」「鹿」の付く地名を紹介
今回は 「猿」

「猿」

「猿」は北海道には生息していないが 何故か「猿」を当てた地名がある

◎猿払(さるふつ) 猿払村

アイヌ語でサラプツ 
ヨシ原の・川口の意味
ヨシ原の川の川口の所の名が 付近一帯の地名になったもの


◎猿骨(さるこつ) 猿払村

アイヌ語でサラエウコツ
ヨシ原(川)が・そこで・くっついている(合流している)の意味
猿骨川の川下は海岸にそって長く南流し 逆に南から海岸に沿って北流していた猿払川の川下と合流してから海に入っていた


猿払村はオホーツク海に面したホタテの村
計画的な稚貝放流と資源管理により驚異的なホタテの水揚げを誇り 道内で最も貧しいといわれた村は今ではホタテ御殿が建ち並ぶ有数の高所得自治体となっている

猿払村のカントリーサインはこれ

  猿払村

1939(昭和14)年12月ソ連船「インディギルガ号」が猿払村浜鬼志別沖合いで座礁 多数の死傷者を出したが 村民により多くの人命が救助され カントリーサインはこの事故の慰霊碑をデザイン化したもの
慰霊碑は猿払公園の前浜に設置されている

村のキャラクターは やはりこれが似合う

  さるっぷ1

ホタテは冠に使い金色に輝やき

まさにゴールドラッシュだ


◎猿別(さるべつ) 幕別町

アイヌ語でサラペツ
ヨシ原・川の意味
ヨシの生える湿地であった所から出た名であろうか


幕別町は帯広市のベッドタウン 道内では数少ない人口微増の町
てん菜 小麦 馬鈴薯 豆を中心とする畑作と畜産の町

1969(昭和41)年には忠類地区でナウマンゾウの化石が発見されている
また道内では盛んになった「パークゴルフ」の発祥の地でもある

カントリーサインにはこの「パークゴルフ」のデザインが利用されている

  幕別町

写真は合併前のカントリーサイン  
現在は忠類村と合併したため ナウマンゾウがゴルフパットを持っているデザインに変更された
(変更後の写真を撮り忘れていた)


◎猿留(さるる) (川の名) えりも町

アイヌ語でサラオロ サロルンウシ
湿沢のあるの意味 そのとおりの所らしい
鶴多き所の意味もあるが  
猿なのに鶴が多いとはいかに 「鶴留」の名の方が良かったのでは?

現在は「目黒」と名を変更されているようだ

えりも町の由来はアイヌ語で「エンルム」
「エンルム」は岬の意味

林野庁が1953(昭和28)年以降 えりも岬の治山事業を開始し 2001(平成13)年に緑化の取り組みがNHK「プロジェクトX~挑戦者たち~」で紹介された 
海を豊かにする取り組みだ 
この町の産業は 昆布 鮭 ウニなどの漁業

えりも岬はアイヌ語で「エルネオンルム」
吉田拓郎作曲 森進一の歌で「襟裳岬」がある
♬襟裳の春は何もない春です~ というフレーズがあり
当初町民は大変怒ったそうだが 大ヒットしてからは誇りにしているらしい

同名異曲で遠藤実作曲 島倉千代子の歌「襟裳岬」がある

1974(昭和49)年のNHK紅白歌合戦では 白組のトリで森進一 紅組の大トリで島倉千代子がそれぞれ「襟裳岬」を歌ったそうだ

参考に 
えりも町のカントリーサインは やはり「襟裳岬」

  えりも町

襟裳岬はアザラシの繁殖場所 親子のアザラシもいる

大変風の強い所で 風速25メートルの風体験などが出来る「風の館」が この岬の観光施設となっている

「猿」編はこれで終わり
更にまた 北海道の地名 「動物編」が次号に続く

*参考
北海道アイヌ政策推進局アイヌ政策課
「アイヌ語地名リスト」


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プロフィール

KEARASHI

Author:KEARASHI
2013年10月リタイアをきっかけに、木彫・木工クラフト工房を開設しました。
木に新しい命を吹き込むという思いを込め、「萌樹工房」(もえぎこうぼう)と名付けています。
ブログでは、工房の様子や他の趣味等を載せていきます。

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